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西岡 剛志*; 土谷 博昭*; 藤本 慎司*; 立川 博一*; 谷口 直樹
no journal, ,
高レベル放射性廃棄物の地層処分に用いられる、金属製処分容器の候補材として北欧やカナダ等では銅が検討されている。処分容器と周囲の岩盤との間に圧縮ベントナイトを緩衝材として設けることが考えられているが、ベントナイト中の銅の腐食・劣化挙動の詳細は明らかになっていない。これまでに膨潤ベントナイト中で銅の低ひずみ速度引張試験(SSRT: Slow Strain Rate Test)を行い、銅に変色皮膜破壊型応力腐食割れが生じることを報告した。本研究では静的な応力下での試験として、膨潤ベントナイト中でU-bend試験を行うとともに腐食生成物の観察・分析を行い、Cuの応力腐食割れに及ぼす腐食生成物の影響について検討した。
湯川 卓司*; 井上 博之*; 小嶋 崇夫*; 立川 博一*; 谷口 直樹
no journal, ,
使用済み核燃料の直接処分において、処分容器は処分場に侵入した地下水と反応し腐食する。処分容器と地下水の界面では、廃棄体からの放射線によるラジオリシス反応で、過酸化水素(HO)や酸素ガス(O)などが生成し、容器材料の腐食を助長する可能性がある。また、地下水は、炭酸塩や塩化物イオン等の化学種を含む中性弱アルカリ性の条件が想定される。しかし、処分場内に浸透した地下水は、コンクリート支保との接触によりアルカリ性となる可能性がある。本研究は、前述の代替材料を対象に処分環境での分極挙動への放射線照射の影響を検討することを目的とした。線照射下の不活性ガス雰囲気で、pHが8から13の微量の塩化物イオンを含む炭酸水素塩/炭酸塩水溶液中での純チタンや純銅、ニッケル基合金の分極特性を測定し、非照射下での測定結果と比較した。
五十嵐 誉廣; 小松 篤史; 山本 悠大*; 伏見 公志*; 上野 文義
no journal, ,
溶液に流れが存在するときの鋼中への水素透過挙動を理解するための、溶液流れを考慮した水素透過反応シミュレーションモデルの構築とシミュレーション解析を行った。講演では、正弦波制御された溶液流れの速度がカソード電流密度と透過電流密度の位相差に与える影響ついて議論をした結果を報告する。
相馬 康孝; 上野 文義; 山本 正弘
no journal, ,
高温水中のステンレス鋼すき間内への酸素拡散挙動は、すき間内環境を決定する重要な要素である。本研究では、すき間の3次元モデルを用い、288C純水中における外界からすき間内への酸素拡散挙動の数値シミュレーションを行った。その結果、溶存酸素の到達域と枯渇域の形成と、その境界線の時間依存性が得られ、実験結果と対応させたところ、比較的良い一致を示すことが分かった。
相馬 康孝; 加藤 千明; 上野 文義; 青木 聡; 稲垣 博光*
no journal, ,
高温純水中におけるステンレス鋼すき間内環境に及ぼすすき間幅gと奥行きdの影響を分析するため、微小電極を設置した各種形状のすき間試験片を製作し、288C水中に浸漬した。表面酸化膜とすき間内溶液導電率を調べ、g-d平面上で整理した結果、本研究の範囲内では、すき間内の局部腐食の発生は確認されなかったが、一定のg-d領域に酸素ポテンシャルが低下し、かつ溶液導電率の高い環境条件が形成されることが分かった。
塚田 隆; 上野 文義
no journal, ,
福島第一原子力発電所廃炉に向け格納容器等に用いられている鋼材の腐食挙動を予測する必要がある。格納容器内の気液界面付近や冷却水が流下する容器内面を想定し、炭素鋼(SGV480)試験片を気液中に交番曝露する回転腐食試験を実施した。その結果、交番曝露による腐食の加速が確認され、加速原因は鋼材表面に形成される薄い水膜の形成にあると考察した。本発表では、この腐食挙動に与える回転速度、酸素濃度、試験温度の影響を報告する。
根本 義之; 加治 芳行; 小川 千尋*; 中島 一雄*; 東條 匡志*
no journal, ,
使用済燃料プール(SFP)における冷却水喪失事故を想定した安全性向上研究として、燃料破損につながる燃料被覆管の高温での酸化挙動を把握することは重要である。SFP過酷事故時の燃料プール内の雰囲気は、空気と水蒸気の混合した雰囲気となる場合があると予測される。これまでにわれわれは、日本製の被覆管材料を用いた乾燥空気中での酸化試験を実施し、酸化モデルを提案してきた。しかし、空気と水蒸気が混合した環境での知見は十分でないことから、日本製のZry4を用いてSFP過酷事故を想定した雰囲気の流量条件での酸化試験を行い、SFP過酷事故条件での被覆管材料の酸化挙動に及ぼす温度及び雰囲気中の空気と水蒸気の混合比の影響について検討を行った。